2016年10月8日から瀬戸内国際芸術祭秋会期がはじまりました。
10月9日(日)、10日(月)に1泊2日で西の3島「粟島」、「高見島」、「本島」を回ってきたのでレポートします!
西の島は直島などとはアクセス方法が異なります。
香川県(高松)側からだと須田港、岡山県側からだと児島観光港という港から船が出ます。
今回私たちは高松で前泊して、西の3島を2日間かけて巡り、岡山に抜けるというプランで動きました。
本当は伊吹島にも行きたかったけど伊吹島は観音寺港というまた違う港から船がでるのでちょっとアクセスしづらいです。
持ち物
瀬戸芸を回るには必須の2アイテム!
- 作品鑑賞パスポート 5,000円
これにスタンプを押してもらう事でほとんどの作品を無料で見る事ができます。
美術館など一部有料の場所もありますが、パスポートがあれば割引が適用されます。 - 瀬戸内国際芸術祭2016 公式ガイドブック 1,400円
これがないとスムーズに作品を見られないどころか島を渡るのにも苦労します。
「今はネットでも情報収集できるし〜」なんて言わないで、素直にグループで1冊は買っておくことをお勧めします。
粟島・高見島・本島移動行程
10/9
朝 高松から須田港へ
高松から須田港まではJR予讃線で宅間駅下車。臨時バスが出ていて須田港まで直行で運んでくれました。
10:45 高速船 須田港から粟島へ
粟島泊
10/10
9:45 高速船 粟島から高見島へ
13:55 高速船 高見島から本島へ
16:45 高速船 本島から岡山県 児島観光港へ
のんびり一日見て回りたい粟島
10:45の高速船で香川県須田港から粟島へ。天気予報では小雨だったのですが運良く2日とも降らずに過ごせました。
粟島の作品として、須田港にもひとつ須田待合所プロジェクト「みなとのロープハウス」という作品があります。
見落としやすいので注意。
私もアートっぽい待合所だなと思ってたのですが、粟島作品がここからスタートしてるとは思っておらずスタンプを押し忘れてしまいました。
島に渡ってこの日は一日粟島でのんびり。
粟島は旧粟島海員学校のSOKO LABOや粟島芸術家村など見応えのある作品が多く、1日かけて回ってちょうどいいぐらいでした。
時間がない人は3時間ぐらいでさっと見て回ることもできるけど、アート好きならゆっくり時間をかけてもいいと思います。
昼食はSOKO LABOの裏手で開催されていた特設もんてクルー食堂で。
「もんてクルー」というのはこの辺りの方言で「戻ってくる」という意味だそう。
2013年の瀬戸芸でもこの粟島を訪れてたので、まさにもんてクルーですね。
昔は幼稚園、小学校、中学校が揃っていた島だったのですが島民の流出が激しく、現在はどれも廃校になって作品として使用されています。
島内には小さな商店のようなコンビニが一軒。
宿泊はル・ポールという宿泊施設を利用しようと思ってたのですが、満員だったので公式ガイドブックに載っていた粟島ロッジという所を予約しました。
昔ながらの民宿という感じで、料理も島の魚や野菜を使ったおじいちゃんおばあちゃんの手料理です。
夜は粟島ロッジのおじいちゃんがビーチで海ほたるを見せてくれました。
幻想的なブルーの光がとてもきれいです。
小さな範囲だが魅力的な作品が多い高見島
翌朝の高速船で粟島から高見島へ移動しました。
高見島は坂が多いので登るのに一苦労。
それほど大きな島ではありませんが、作家の想いのこもった作品が多い印象でとても充実していました。
昼食は作品にもなっている『海のテラス』で。
他のお店に行ってないので比較はできませんが、西の3島を回るのであれば昼食にとてもおすすめです。
13:55の高速船で本島に移動。
本来は12:45の高速船に乗るつもりだったのですが高見島の作品が良かったのと、今回の新作「たゆたう庭」が人気で、予定よりも時間をかけてしまいました。
西の3島では一番大きな本島
本島は島が広く、全ての作品を見て回るにはレンタルサイクルを利用した方が良さそうです。
今回、私たちはあまり時間がなくて本島はゆっくり見て回れなかったのが残念。
本島では春会期に沙弥島で見た作品に再会する事ができました。
こちらは『そらあみ』という作品。